ピアノ教師の かやば きょうこ です。
音符は読めるようになったけれど・・・
リズムの音符がイマイチよくわかりません。
なんか読んでるうちにわけわからなくなっちゃう・・・



簡単なリズムなら大丈夫なんだけど
組み合わさってたりするともう無理・・・
という人も多いのではないでしょうか?



大丈夫!リズムは理論と練習方法のコツさえつかんでしまえば、実はそんなにむずかしくありません。



なぜなら、リズムの基本となる音の長さを表す音符はたった8種類しかないから。
どんなにむずかしいリズムもその組み合わせで出来ています。
音の長さをあらわす音符





これならだいたい知ってます・・・



そう。これらのほとんどは初級のはじめの方で習う音符だよね。
ではなぜ、むずかしいリズムの組み合わせを目の前にすると、急に楽譜が読めなくなってしまうのでしょうか?
その理由は、以下の2つです。
- 音の長さを表す音符と拍子との関係を理解しきれていないから
- 音の長さを表す音符を知っていても、練習方法を知らないから



つまり、どうすればいいの?
- 音の長さを表す音符と拍子との関係を理論として学びましょう
- 練習方法を学びましょう



全部この記事で学べるよ!



そして誰にでもわかりやすいように構成されています!
わかりやすさのポイントはこちら↓
- 理論・練習方法・習慣化について、小学生以上の人なら誰でもわかるよう ていねいに解説!※
- 5ステップに分けて、ひとつひとつマスター!
- 無理なく続けられるように、一日5分〜10分練習するだけでOKの動画を近日公開!
※リズムと拍子の関係を理解するために、かんたんなかけ算や割り算の概念が必要になります。
小さなお子さんにもわかりやすいように図解もしていますが、6歳くらいまでのお子さんは理論を学ぶよりも、リトミックなどで楽しくリズムに触れながら耳と体で覚える方法をおすすめします。
(リトミックについては近日公開予定)
私は、4年制の音大ピアノ科卒、ピアノ歴40年以上、ピアノ教師歴10年以上のピアノ教師です。
- ピアノを弾くための土台の力を
- まったくのピアノ初心者さんにも ていねいにわかりやすくお伝えし
- 音楽を通じて得られる豊かさへの第一歩をお手伝いすること
をモットーにこのサイトを運営しています。
これからご紹介する5つのステップをひとつひとつマスターするだけで、あなたも必ずリズムが楽々読めるようになっちゃいます!
さらに【楽譜を読むコツ①音符編】や【楽譜を読むコツ③休符編】と合わせてマスターすれば、初級の楽譜はほぼ問題なく読めるようになりますよ!



下のもくじから、好きなところに飛ぶことができるよ!
✅完全初心者の人は最初からひとつひとつ進むのがおすすめ。
✅ある程度知識のある人は自分の苦手なところに飛んでもOK。
好きな方法で学んでください。
拍子とリズム 全体像



ところでさっきから拍子って言葉が出てきているね。
拍子って何ですか?



いい質問ですね。
リズムは拍子とは切っても切れない関係。
でもその前に前提として知っておかなきゃいけないことがあります。
それを下の図のようなステップで順番に説明していきます。





それでは【ステップ1】小節線と小節について一緒に見ていきましょう!
【ステップ1】小節線と小節について理解しよう!


上の画像を見てください。
①から順番に見ていきましょう。
楽譜はこのような5本の線でできています。
これを「五線譜」と言います。
そして、②を見てください。
この五線譜の中にたて線がありますね。
それを「小節線」と言います。
そして③です。
線と線の間を「小節」と呼びます。



実際に音符を書き込むとこんな感じになります↓


そして、小節が進むごとに
1小節、2小節、3小節・・・というようにカウントしていきます。



「五線譜」「小節線」「小節」
そして「小節の数え方」
について理解できましたか?



かんたんすぎる!



それじゃあステップ2へ進もう!
【ステップ2】拍を理解しよう!





拍って何ですか?





別名ビートともいうよ!



ああ、ビートね!
ビートを刻むって良くいうもんね。



そう!それそれ。
そして、拍は1拍2拍3拍4泊・・・・
というように数えます。



・・・
あたりまえだよね。



OK!じゃあ次のステップへ!
【ステップ3】長さをあらわす音符を覚えよう!


【楽譜を読むコツ①音符編】6ステップでかんたん!音符をスラスラ読む方法では、五線譜の線や間に音符を記入することで、音の高さを表すことができることを説明しました。



この拍子とリズム編では長さをあらわす音符について説明していきます。


上の画像を見てください。
音の長さを表す音符はひとまず上記の6種類を覚えましょう。



ひとつひとつ一緒に見ていきましょう!
全音符


【ステップ2】の拍を理解しよう!を思い出してください。
拍は、1拍、2拍・・と数えるんでしたね。
ですので



全音符は上の図の通り、4拍のばします。※
※ここでは4分音符を1拍として考えています。
2分音符や8分音符を1拍とする場合は【ステップ4 】で説明します
全音符には、「1小節全部のばす」という意味もあります。
たとえば、1小節が3拍の音楽の場合は全音符は3拍のばします。
2分音符





2分音符は2拍のばします!
4分音符





4分音符は1拍でしょ?
説明しなくてもわかります〜
8分音符





あれ、8分音符は何拍って言えばいいの?



8分音符は2分の1拍、または0.5拍と言います。
まだ分数や小数を習っていない もう少し小さいお子さんは、4分音符の半分の長さと覚えてください。
16分音符





これも何拍って言えばいいんだろう・・・



16分音符は4分の1拍ですね。
まだ分数を習っていない もう少し小さいお子さんは、8分音符の半分の長さって覚えましょう。



ふ〜ん、だんだん半分になっていくんだね〜



その通り!
名前がそれを表しているよね。
全音符を
2つに分けるから2分音符
4つに分けるから4分音符
8つに分けるから8分音符
16個に分けるから16分音符
っていうふうにね。
32分音符


32分音符は初級の楽譜ではほとんど出てこないので、そんな音符もあるんだ〜くらいに覚えておいてください。
32分音符は8分の1拍・もしくは16分音符の半分の長さとなります。
付点について





音符の横に付いている点は何ですか?



この点のことを「付点」と呼ぶよ!
付点とは、
「付点がついている音符+その半分の長さの音符」のことです。
つまり符点が付くと、1.5倍の長さになります。



下の表でそれぞれの付点音符を確認してみてね!
画像(付点)
3連符
画像



なんだか音が多くでむずかしそう・・・



3連符は、初級編の長さを表す音符の中では1番むずかしい音符かも



でも、まずは初級で使われることのある
1種類だけを覚えればいいから、きっと大丈夫!
わかりやすく説明します!
画像(三連符)
上の画像を見てください。
このように3連符は、1拍の中に均等に3つの音を入れます。



ほら、やっぱりむずかしい・・・



でも練習してみると案外かんたんだよ!
手拍子を打ちながら、その間に好きな3文字の言葉を言う練習をするんだ。
たとえば、よくリトミックなどのレッスンで使われるのは
「トマト」「バナナ」「りんご」などの野菜や果物の名前です。



これに関しては、練習パートで一緒にやるので安心してください。
【ステップ4】拍子について
図(五線譜、4分の4など、曲の例)
上の画像を見てください。
ここにあるように、曲の始まりには数字が書かれています。
これが拍子を表す記号です。
読み方
読み方は、分数のように下の数字を先に、上の数字を後に読みます。
画像(全部の読み方表)
それから4分の4と2分の2には別の表し方があります。
どちらも良く使われる記号なので、一緒に覚えてください。
画像(CとC半分)



初級の楽譜では、これらを覚えれば十分※
それではひとつひとつ解説していくよ!
※中級以上の楽譜ではもっと大きな数字の拍子も出てきますが、読み方や考え方は同じです。
4分の4
まず4分の4拍子から説明していきます。
下の画像を見てください。
画像(拍子と四分音符4つ)
このようにト音記号とヘ音記号の横に拍子記号が書かれていますが、
その横の小節の中の音符を見てみましょう。



4分音符が4つ並んでます。



その通り!
4分音符が1小節の中に4つ分入りますね。
これを、4分の4拍子と言います。
ここで、ステップ3の音の長さを表す表を振り返ってみましょう。
画像(音の長さ表)
4分の4拍子は、4分音符が4つ分というところがポイントです。



では、2分音符だったら1小節の中にいくつ入るでしょうか?



えーと、2分音符は4分音符2つ分だから、
2つ!



そのとおり!
よくできました!



それぞれ見ていこう!
全音符なら



全音符は1小節全部だから1つでしょう!
画像
8分音符なら



8分音符は4分音符の半分だから、1拍に2つ入るってことだよね。
だから2×4=8 8つだ!
画像
16分音符なら



16分音符は4分音符の中に4つ入るから、
4×4=16 16個!
画像
組み合わせてみよう
画像
4分の3
次は4分の3拍子についてです。
画像(4分音符のみ)



1小節の中に4分音符が3つ入りますね。
考え方は4分の4拍子の時と同じです。
画像(全種類の音符&組み合わせ)
4分の2
今度は4分の2拍子です。
画像(四分音符のみ)
画像(全種類&組み合わせ)



これも4分の4拍子、4分の3拍子と同じ考え方だね
2分の2
画像(2分音符のみ)



上の図のように、2分の2拍子は1小節の中に2分音符が2つ入るということです。
いろいろな音符を組み合わせてみましょう。
画像(組み合わせ)



あれ?2分音符が2つ分っていうのはわかったけど
4分の4拍子とどう違うの?



いい質問だね!
この2つは音符を見ただけでは、なかなか違いがわかりにくいんだ。
違いについて説明していくよ。
強拍・弱拍・中強拍について
拍には強拍と弱拍と中強拍というのがあります。
これは音楽の流れと音色に関係する基本的なルールです。
- 強拍→強い拍(重心が乗った重みのある音色)
- 弱拍→弱い拍(軽く上向きの音色)
- 中強拍→中くらいの強さの拍(軽く下向きの音色)
※基本的なルールではありますが、曲によっては この通りではないことが多々あります。
※( )内は私の主観です。
それぞれ当てはめるとこのようになります。
画像(4拍子と2拍子)



中強拍は4分の4拍子にしかないんだね。



「イチ・二・サン・シ」って感じで音楽が進んでいくよ。



4分の4拍子は1拍目の強拍と3拍目の中強拍で重心が下がるので、たての拍をしっかりと感じて演奏しましょう。
それに対して2分の2拍子は、音楽の横の流れを感じて演奏する曲が多いですね。



拍子は曲全体の雰囲気をあらわす記号でもあるんだ。
「こういう雰囲気で演奏してね」っていう作曲家からのメッセージだよ。



なるほど!
8分の6
画像



8分の6拍子は、1拍を8分音符でカウントします。
それが1小節に8つ入りますね。



ほんとだ。
あと中強拍もあるんですね。



そうですね。
最初の強拍から3つを一つのまとまりとして感じて、
そのあとの中強拍から3つをもう一つのまとまりとします。
つまり1小節の中に、8分音符×3のまとまりが2つあるのが8分の6拍子の特徴です。



「イチ・二・サン・シ・ゴ・ロク」って感じ!
【ステップ5】練習方法について



さて、ここから いよいよ実践です!
これまで学んだことを、実際にはどのように使えば良いのか?
その方法をご紹介します。
画像(リズム練習の読み方)



あータンタンとかって良く聞きますね。



そうそう、よく使われる方法なんです。
なじみのある言葉なので覚えやすいのではないでしょうか?
ここでは、それをどのように使い分けて、どのように練習するかまで、しっかりとお伝えしていきます!



一緒に練習しよう!
レベル1
練習問題①
画像(4分の4問題)



順番に音符が出てきてるだけだね。
これなら簡単!
画像(答え)
練習問題②
画像(4分の3)



今度は4分の3拍子だね。
やり方はさっきと一緒。
答え
練習問題③
画像(1小節ず順不動)



今度は1小節ごとに順番が変わってるね。
でも表を見ながらやれば大丈夫!
画像(答え)
レベル2
練習問題①
画像(2拍ずつ順不動)



今度は1小節の中に2種類のリズムが入ってるね。
おちついてやれば大丈夫!
画像(答え)
練習問題②
画像(1拍ずつ順不動)



おう!1小節の中にいろいろ入ってきたよ!
ん?でも1拍ずつ変わっているだけだから・・・
うん、ひとつずつていねいにやってみよう。
画像(答え)



できた!!
レベル3 付点・シンコペーション・三連符
画像(付点、シンコペーション、三連符の読み方表)



付点、シンコペーション、三連符の読み方を表にしてみました。
これを見ながら以下の問題を解いてみましょう!
練習問題①
画像(付点)



まずは付点だね。
大丈夫!表を見ればかんたん!
画像(答え)
練習問題②
画像(シンコペーション)



これがシンコペーションか・・・
むずかしそうだけど、表に答えが書いてあるね。
画像(答え)
練習問題③
画像(三連符)



三連符は好きな3文字か〜
私はみかんが好きだらみかんにしよっと。
画像(答え)
練習問題④
画像(入り乱れ)



うお!なんだこれ!ムリ!
リズムが入り乱れてる〜



待って!あきらめるのは早いよ。
ひとつひとつ見ていってごらん。



あ、本当だ。
ひとつひとつは表に答えがのってるね!
なんだかやれる気がする!
答え



やった!できた!!
練習問題⑤



それでは今度は実際の曲を使用して練習してみましょう!
画像(ジュピター)
答え



できたかな?
ここまでくれば 初級の拍子とリズムについてはバッチリ!
ここまで学んだことを一気に振り返ってみましょう。
まとめ
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